夏夜

 

夏の夜は狂おしい

光のない真夜中に

寝苦しさに目覚め

狂おしき想いに囚われる

濡れた頬を

指で辿り

狂おしさにまた涙する

わけもなく胸が痛み

ただ ただ 

自分を持て余す

夢の中より狂おしく

現実だけが私を追い

ただ ただ

逃げるしかない私

狂おしきは

夏の夜

 

 

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