透明な鎖
何処かもわからぬ
色彩のない空間で
私は見えない鎖に囚われて
その透明な枷は
それでも
その確かなチカラで私を絡め取る
此処が私のいるべき場所なの?
私は何処にも行かなくていいの?
この足で歩き出すことなく
この瞳で彩を映すこともなく
私はこの寂しい場所で
ただ自らが朽ちてゆくのを待つ
引き千切るほどのチカラもなくて
誰かを待つほどの希望もなくて
動けば動くほど
きつく絡め取られ
いつしかその枷は
私と一体となる
背中に在るちいさな翼は
いつまでたっても
何の役にも立たぬ
ただの飾り物
私の身を飾るのは
役立たずな翼と
透明な鎖
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||