海の舞姫
深海に沈む
過去の想い出
悲しいほどに澄んだ
真青の海に
しろい泡が波立つ
それはまるで
海の舞姫の
純白の衣装
たくさんのひとたちの
想い出さえもつつみこんで
真珠で蒼い髪を飾り
そのしろい手で
すべてを
優しく緩やかに
その腕に抱き寄せる